こんにちは、あんじゅです!
2021年もはや半月あまりが過ぎ、すっかりご無沙汰してしまいました。
まずは、旧年中はお世話になりましてありがとうございました!
本年が皆さまにとってよき一年となりますように。
あんじゅの新年はというと、運営する事務所の次年度に向けた新規の営業に加え、一般向けに情報配信するためのSNSの準備に着手。
SNSをビジネス化する流れに乗らない手はない!というわけで、SNS上でご活躍の20代から30代の若い方々に教えていただいて、ただ今、準備中です。
さて、軽井沢に暮らすようになって以来、東京や横浜で暮らしていた頃と比べて、暮らしのスタイルがすっかり変わりました。
「東京24区」と称される軽井沢とて、東京ではありません。決して都会ではなく、むしろ田舎の小さな町。北海道の札幌と同じ程度の冬の寒さのなかの山暮らし。
全国各地から人の集まる首都圏とは違い、地元の文化が濃厚に残る地域でもあります。
移住してきた当初はその濃厚な地元の暮らしを目の当たりにし、新鮮な驚きとともに眺めながら、それに合わせようと試行錯誤を重ねました。
野菜を漬物にしてみたり、地元の料理に挑戦してみたり。どれも体験として面白く興味深く楽しんだのですが、結局は、自分の暮らしの中には定着しないまま現在に至っています。
そして、最近になって、軽井沢に来てから必要以上に自分の暮らしのスタイルを変えてしまったような気がして、今、元々のスタイルを少しずつ取り戻そうかと考えているところです。
その一つが、文庫本とブックカバー。
首都圏で毎日のように電車に乗っていた頃は、文庫本を1冊、持ち歩いたものでした。電車の車内でも、ホームで電車を待っている間も、暇さえあれば本を開いたものです。
そして、その文庫本には必ずカバー。
その当時、一番の気に入りだったカバーがこちら。
おそらく25年ほど前に、横浜駅に直結するLUMINEの革製品専門のお店で見つけたもの。購入に際しては、店員さんがレーザーで名前を入れてくれました。
購入してしばらく後、電車内でスられたというのがまた、当時の激混み満員電車ならではのエピソード。しっかりとした革なので、財布に見えたのでしょう。開けてみたら文庫本だったというのですから、犯人はさぞやがっかりしたに違いありません。
あるいは、思いがけず読書の世界がひらけてスリなんて辞めた……というのであればいいのですが。
カバーの中身がどんな本であったか、今となっては思い出せませんが、十中八九、池波正太郎の小説だったと思われます。
結局、カバーも本も見つからず、同じお店で同じものを購入しました。今、手元にあるのがそれです。
つい先日、偶然、似たようなブックカバーがネットで販売されているのを発見したのですが、同じ作家さんでしょうか。
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文庫本サイズのブックカバー厚みのある文庫本でも大丈夫です。裏表紙側にはしおりに使う革帯が付いています。使うほどに柔らかく ...
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さて、このところ、ブックカバーをつけた文庫本を開くようになりました。
自動車での移動が当たり前で電車に乗ることなど滅多にない軽井沢では、主に自宅にて。
自宅だけれども、気に入りのブックカバーをつけて読む。
文庫本+ブックカバー。
そうして読んだ文庫本を棚に並べていく。かつて新潮文庫の100冊を並べたり、池波正太郎や村上春樹、あるいはヘミングウェイ、ロシア文学やイギリス文学の文庫本を並べたように。
これがあんじゅの暮らしのスタイルの一つであり、幸せな時間だと最近になって思い出しました。
なお、ブックカバーのお話はまだまだ続きます。
それでは、またお会いしましょう!