干し大根

「つの字」の干し大根の行く末

こんにちは、あんじゅです。

今年も残すところあとわずかとなり、皆さま新年を迎える準備を終えられて一息ついている頃でしょうか。

あんじゅの所属する事務所は、つい先ほど、今年最後の納品を終えたところで、新年を迎える準備はどうにか……といったところです。

毎年、そんな感じで、さほど年末感のないまま新年を迎えるのが、あんじゅ流となっています。

 

さて、今年最後にご報告させていただくのは、お約束のあの乾燥大根の行く末です。

沢庵漬けにしようと米糠まで用意して、干し上がるのを待っていたのですが、いざ、大根が「く」の字、いえ、「つ」の字まで見事にしなびたのを眺めているうちに、

そうだ、煮物にしよう!

と、案の定の方向転換。

ネットで調べたところ、油揚げと一緒に煮るといいとありましたが、油揚げは常備していないあんじゅ宅。

しばし考え、冷凍庫に眠っていた鶏の手羽元を解凍することに。骨からいい出汁が出るはずです。

肝心の干し大根は水に浸けて戻してみようかと。

あら、あまり戻りませんね。

では、切ってみましょう、というわけで、拍子木切りの雰囲気で。

中は少し柔らかくて、食べても大丈夫かしらん?と匂いを嗅いでみると、なんと沢庵漬けのような香りが。

これを米糠と塩などなどで漬けると、かの沢庵漬けになるわけですが、なるほど、あの独特の香りは漬けたことによるものではなく大根そのものの香りだったのですね。

 

と思いを馳せてから、さて、今回は煮物です。

拍子木切りもどきに切った干し大根を、念のためもう一度水に浸けてみます。が、特に変化なし。

まあいいやと、鍋に火を入れ、少々のごま油を熱します。

そこに鶏肉を並べ入れ、表面の色が満遍なく変わり、ちょっと焦げ目が出るくらいまで炒めます。

生姜の薄切り、あるいは千切りも一緒に入れましょう。寒冷地・軽井沢のあんじゅの家では、体を温めてくれる生姜は大切な基本食材の一つ。

そこに、干し大根を軽く絞って投入。乱切りにした人参も入れて、彩りよく。

よく炒めた後、水をひたひたに加え、お酒も少々。

ここで、最近のあんじゅの<手抜きその1>天つゆで味付け。

でも、それだけだとちょっと物足りない。

そこで、出汁を取りますが、<手抜きその2>鰹節を味噌漉しに入れてそのまま鍋の中へ。

味噌漉しの中でじっくりと煮出したら、味噌漉しにセットの小さなお玉でよく絞って取り出します。

これで、まあ、それなりの煮物の味に。

あとはゆっくりと弱火でコトコト。

干し大根の様子は不明なので、人参が煮えたら出来上がりとしました。

 

その煮物がこちら。

干し大根の煮物

しなびた大根が、ふっくらと。でも、ちゃんと干せていたか定かではなく、

お腹壊さないかな……

なんてちょっと心配しながら食したそれは、もう、絶品!

切り干し大根の煮物の超アップグレード版のような、味わい深くて穏やかな煮物となりました。

 

本日、2本目の干し大根と最後の乾燥大根葉の菜飯にて、2020年の夕食は完。年越しの気分ではないというわけでもなく、蕎麦をしっかり一人前加えたものだから、もうお腹いっぱい。

2020年は思いがけないコロナ禍の一年となりましたが、あんじゅにとっては、小説『闇夜の雪』を初めて発表するという、二重に忘れがたい一年となりました。

応援いただいたり、見守っていただいたり、時に励ましていただいたり、本当にお世話になりましてありがとうございました。

皆さまにとって2021年がより豊かで実り多い一年となりますよう願っています。

どうぞよいお年をお迎えくださいますよう。

-軽井沢, ぶろぐ

© 2021 餡住実茶(あんじゅ・みさ) Powered by AFFINGER5