野鳥の餌カゴ

言葉が通じないという利点

こんにちは、あんじゅです。

あんじゅは軽井沢の小さな別荘地の片隅に、小さなログハウスを借りて暮らしています。そのリビングの窓の外に、最近、野鳥の餌を置くようになりました。

やってくるのは、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、コガラのみなさん。

シジュウカラは、軽井沢に移る前に住んでいた目黒区の鳥で、目黒川の桜並木によく目にしたものでした。でも、ゴジュウカラ、ヤマガラ、コガラを目にしたのは初めてで、それも窓の外で餌をついばんでいる姿を間近に眺められるなんて、軽井沢ならではの贅沢でしょうか。

まるで映画のスクリーンの中を、鳥たちが行き来するよう。

さて、野鳥たちの餌はというと、当初はひまわりの種といわゆるバードケーキを用意。

小麦粉,、砂糖、ラードを混ぜて、丸めたのがバードケーキなのですが、そのまま焼いたら美味しそう!という代物です。

丸めたものはカゴの中に入れ、拾ってきた松ぼっくりも利用。松ぼっくりの隙間にケーキを詰めて、麻紐で枝にぶら下げるという算段です。

バードケーキ松ぼっくり

 

このバードケーキが大人気で、ものすごい勢いで飛びつく鳥さんたち。もう、一心不乱です。

でもね、砂糖と小麦にラードですよ。あまりにがっつくものだから、ちょっと体に悪いんじゃないかと勝手ながら思うようになり、現在は、ひまわりの種の単品メニュー。

いまだに、空になったバードケーキのカゴを未練がましくつつく鳥さんたちでした。

 

なお、当初は餌台の設置も考えたのですが、とりあえずということで用意したのが、こちらのカゴ。

ブランコのように揺れるカゴに、鳥さんたち、しばらくは戸惑い、

ちょっと、揺れるんですけど……

という顔をしていましたが、今ではすっかり慣れてどうということなく種をついばみ、気に入りの場所に持っていっては足で挟んで突いています。

例えばこちら、上手にカゴに止まっているのは可愛さでは随一のコガラです。

 

軽井沢町に隣接する御代田町に、昨年、セリアなる100円均一ショップがオープンし、あんじゅはすっかり気に入って、こちらの一式もそのセリアで調達。

小さな植物用のカゴの中に茶漉しを入れて、そこにひまわりの種を投入。窓のすぐ外の枝垂れ桜の枝に、やはりセリアで購入のストッパー付きS字フックで引っ掛けました。

 

という一連の作業は、バードケーキの製作も含めてあんじゅの相方が担当。

村上春樹氏の『騎士団長殺し』に登場した奇妙な喋り口の「騎士団長」あるいは「顔なが」もどきの原稿のリライトに追われていた頃で、設置のあれやこれやはすっかり任して、あんじゅは窓から眺めていたというわけです。

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この鳥たちなんですが、群れでやってきて、ちょっとした量のひまわりの種ならば、たちまちに完食。

何度かカゴの中を覗いて、ひまわりの種が完売なのを確かめると、未練がましくカゴの周りでぱたた、ぱたたのちょんちょんと飛び回り、続いては、麻紐でぶら下がった松ぼっくりをくちばしで挟んでよっこらしょと持ち上げて、挙げ句の果てには蹴飛ばしてみたり。

ほとんどやけになっているのかというご様子に。

そして、最近では、とうとうリビングの窓枠までやってきて、窓枠に止まると、ふわっと頭の羽を逆立てて「ちょうだい」のアピール。

しょうがないなあ

と相方がひまわりの種の袋を持って、カゴの補充に。

その頭上で、鳥さんたちがぱたたと待っている姿が眺められる今日この頃。

 

先日は、うっかりひまわりの種を切らしてしまい、急遽、ヨドバシさんから届けてもらったのですが、それが到着する日の午前中、なかなか出てこない餌に、鳥たちがしびれを切らし、なんとシジュウカラ2羽と、ヤマガラ1羽の合計3羽が、

イチ、ニ、サン!

とばかりに、窓枠に頭を並べて部屋の中の相方の顔を見ていたとか。

ぴちち、びー、びー

ぴぴ、ぴぴ

が、もしかして、

なんだい、飯ねえだかい

自分ばっかり食ってるだな

だったらすっかり可愛くないわけですが、何せ鳥さんたちの愛らしい姿と声のせいで、

可愛いねー!

となるわけで、言葉が通じないというのも悪いことばかりではないのかもしれません。

 

そうして、すっかり常連となったヤマガラのご夫婦はこちら。

 

シジュウカラやコガラが軽自動車ならば、やや大きめのシャープなセダンといった風情のゴジュウカラもちょくちょくやってくるようになり、賑やかなあんじゅのログハウスです。

 

野鳥の餌やりは、餌の乏しい冬の間に限るべきとのこと。そして、一度始めたら、やめてはならないとのこと。

というわけで、軽井沢の長い冬の間、鳥さんたちのお守りを(相方が)することとなりました。

-軽井沢, ぶろぐ

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