こんにちは、あんじゅです。
今年もあと半月あまりとなりましたが、軽井沢はいつもほどの冷え込みはなく、比較的暖かい日が続いているような気がしています。
それとも、10年近くを軽井沢に過ごして、寒さに慣れてしまったのでしょうか。
さて、11月23日にご近所の立派で広大な家庭菜園からいただいた大根ですが、当日、干した葉がすっかりからからになりました。
乾燥大根葉の完成です。
一緒に干した本体も立派な干し大根となって、さて、沢庵漬けにするのだろうかと思いきや、やはり思い直したあんじゅです。
そのままいただいた方が、せっかくの大根の旨味をそのまま味わえるはず。
というわけで、本日、試しに乾燥大根葉で菜飯に挑戦です。
大根の菜飯は、特に昨年からわが家の定番となっていて、義父やご近所さんからいただく大根葉のほぼ半分は菜飯でいただいています。
大根葉の菜飯のレシピ
1 本体から切り離した大根葉をよく洗い、根本の切り口から包丁で軽く切り込みを入れ、お好みの分量を手で分けます。2合のご飯に対して、大きな株なら半分程度、小さな株なら1本分でちょうどよいかもしれません。
2 鍋にお湯を沸かし、塩少々。大根葉の根元の方からお湯に入れ、2、30秒。続いて、葉の部分をお湯に沈めて、さらに2、3分湯がいたら、冷水に取って冷まします。
3 ご飯が炊ける頃を見計らって、2の大根葉を細かく刻んで、塩小さじ1/4程度をまぶしてよく混ぜます。
4 2、3分後に、3をぎゅっと絞って水を切り、炊き上がったご飯に混ぜて、しばし蒸らして出来上がり。
5 ご飯茶碗に盛ったら、胡麻をふりかけて完成です。
こんな感じで作るのがあんじゅ流の菜飯。なんて言ってみましたが、ごく一般的な作り方だと思います。
さて、乾燥大根葉で作るのは今回が初めて。こんなに<からから>の<ぱりぱり>で大丈夫でしょうか??
一抹の、いえ、かなりの不安を感じながら、まずは水に浸けてみます。
おや、ちょっと緑が戻ってきたような……
でも、まさにフリーズドライ的な様相を呈した大根の葉。
これ、かたかったらご飯が台無しだわ
と思いながら、しばし後、鍋で少々の水と塩とともに茹でます。
お、緑が濃くなった!
生の葉よりはかたそうなので、念のためいつもよりは少し長めに茹でてみます。
水にとって冷まし、ご飯が炊き上がる頃、刻んで塩をふって2、3分。
ぎゅっと絞ると、生の葉の鮮やかな緑とは違った抹茶色のような水が出て、緑茶のような香りが濃く上がります。
これをご飯に混ぜて、軽く蒸らしたら出来上がり。
なんと、緑のとても綺麗な菜飯になりました。あんなに<からから>の<ぱりぱり>だった大根葉が、柔らかくて鮮やかな緑色の葉となってご飯を彩ります。
お茶に近いような、薬膳のような、生の葉にはない深い香り。胡麻の香りと相まって、とてもとても味わい深いご飯となりました。
本日は、ご近所さんからおすそ分けでいただいた蟹をあわせて、いただきものばかりの贅沢な食卓となりました。
こう見ると、思索する異星人といった風情。地球上の生物とは思えないお姿です。
そういえば、今年になって、各国の要人の皆様から、
宇宙人と人類はすでに接触している
などというコメントが続々と発表されていますが、もしかして、蟹さんのことでしょうか?
それならば、本日、すっかり美味しくいただいてしまいました。
ごちそうさまでした!